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体の変調

寝汗や異常な発汗 危険な病気のサインかも?

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◯夜に服がびっしょりになるほどに寝汗をかくという患者さんがたまにいらっしゃいます

検査の結果あまり内科的な異常が無いことも多いのですが、時に感染症や悪性腫瘍といった消耗性疾患の症状として現れる場合もありますので注意が必要です。


◯どのような発汗に注意が必要ですか?

夜間に着替えるほどの寝汗、暑くもないのに汗をかく、ほてりを伴う発汗には注意が必要です。また体重減少や発熱、食欲不振などを伴う場合は感染症、悪性腫瘍、ホルモン異常などを伴う場合がありさらに注意が必要です。一方で夜間だけでなく一日中かく汗や暑くて汗をかく場合は病的でないことが多いです。


◯寝汗や異常な発汗を伴う疾患は多岐に渡りますのでその中でも頻度の多いものについてご説明しましょう

  1. 感染症:肺炎や尿路感染症、結核などの感染症にかかると寝汗が出る場合があります。この場合寝汗以外に発熱や臓器特異的な症状が出ますので早期の診断につながりやすいかと思います。
  2. 更年期障害:女性では閉経の前後5年間の時期を更年期と呼び、卵巣の機能低下に伴いエストロゲンというホルモンの分泌が急激に減ります。それに伴い、自律神経の乱れによる動悸・息切れ、発汗異常、のぼせ、ほてり、イライラ、抑うつ、食欲低下、関節痛、頭痛、肩こりなど様々な症状が現れます。症状がひどい場合は漢方薬やホルモン療法、抗うつ薬・抗不安薬などによる治療を行います。なお、最近では男性の更年期障害も注目されています。男性の場合も異常な発汗を伴うことが良くあります。
  3. 糖尿病:薬の影響で夜間低血糖を来している場合があります。夜に悪夢を見るなどのエピソードがある場合、夜間低血糖を疑います。夜間~朝にかけて低血糖にならないように薬の調整が必要です。
  4. 甲状腺機能異常:甲状腺ホルモンの異常で、発汗異常を伴うことがあります。ホルモンバランスを是正するお薬を使用します。
  5. 胃食道逆流症:食道に胃酸が逆流するこの病気でも寝汗をかくことがあると言われています。制酸剤の投与を行い、場合によっては上部消化管内視鏡検査をします。
  6. 悪性腫瘍:悪性リンパ腫というリンパ球ががん化してしまう病気では寝汗をかくことがありますが、他の悪性腫瘍でも同様に寝汗をかく場合があります。体重減少などを伴う場合はこうした悪性腫瘍の可能性もありますから特に注意が必要です。
  7. 睡眠時無呼吸症候群:寝ている時に呼吸が止まってしまう病気です。この病気でも寝汗をかくことがあります。寝ている時にひどいいびきをかいている、呼吸が止まっているなどと言われたことのある方は注意が必要です。

◯病院での検査で異常は見当たらないといわれました。どのように対処すればよいですか?

自律神経の乱れが原因の可能性がありますから、ストレスを減らし生活のリズムを整えることが大事です。また寝るときの部屋の温度・湿度を整えたり寝間着を着込みすぎないようにするといったことが良いと思います。それでも改善しない場合は漢方薬などを試してみると良いと思います。漢方薬が著効する方もいらっしゃいます。


日吉かもめ内科・整形外科クリニック 杉本 洋一郎

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