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一般内科の病気

COPD(慢性気管支炎・肺気腫)

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◯COPDはどんな病気ですか?

喫煙や粉じんが原因となって気管支に慢性的に炎症が起き、肺の機能が低下し息切れや痰・咳がでる病気です。日本では500万人を超える患者数がいると言われておりますが、治療されず放置されているケースが非常に多く見られます。進行するまであまり症状がないこともあり、実際に治療を受けている方はたったの20-30万人程度ともいわれています。

COPDは「慢性気管支炎」と「肺気腫」の総称です。

慢性気管支炎とは中枢気道での炎症により咳や痰が増加している状態です。肺気腫はより末梢である肺胞に炎症が進んで肺胞が壊れてしまった状態のことを言います。


◯COPDではどんな症状が出ますか?

少し動くと息切れがする、慢性的に咳・痰が出る、粘り気のある痰が出るなどのような症状がある場合はCOPDの可能性があります。心不全や喘息などでも同様の症状が出る場合があり、治療方法が異なりますので病歴や身体所見、レントゲン、呼吸機能検査などで見分ける必要があります。

呼吸をする際に楽に呼吸をするために自然と口すぼめ呼吸という呼吸方法になることもあります。肺胞で効率的にガス交換ができず、必要以上にエネルギーを使ってしまうため、徐々に体重が減少していきます。

また、COPDは、その他の肺の病気や、全身性の病気を併発してしまうことがあります。

①肺高血圧症・心不全

肺が痛むと肺と直接血管で繋がっている心臓にも負担がかかります。このような状態が長く続くと心不全という状態を発症します。息切れなどがさらに悪くなってしまいます。ここまで至ってしまうと有効な治療法はありません。

②肺がん

扁平上皮癌・小細胞癌というタイプの肺がんを起こしやすいと言われています。

③気胸

正常な肺の構造が破壊されているため、肺に穴のあく気胸という病気を起こしやすくなります。

④糖尿病・骨粗鬆症

全身性の炎症を引き起こすと言われており、糖尿病や骨粗鬆症の発症・増悪とも関連していると言われています。


◯COPDの場合どんな治療がありますか?

生活習慣では禁煙が大事になります。お薬としては一般的には吸入薬を使用します。重症度に合わせて吸入薬を選択していきます。重症のケースで酸素の状態が慢性的に悪い場合は在宅酸素療法や呼吸リハビリテーションを行うこともあります。


◯COPDと診断された場合どのようなことに気を付ければよいですか?

COPDの患者さんにとって感染症は大敵です。手洗いやうがいなどの基本的な感染症対策の他、インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンなどの予防接種を積極的に受けるようにしましょう。継続した運動習慣もCOPDの増悪予防に効果的と言われています。


日吉かもめ内科・整形外科クリニック 杉本 洋一郎

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